プロダクトデザインに関する困る質問

この記事は約2分51秒で読めます

プロダクトデザインをご依頼のお客様に限らず、グラフィックデザインをご依頼のお客様からも、Webデザイン(Webコンサルティング)をご依頼のお客様からも、 いきなり問われて困る質問があります。

初多面のお客様で、まだ詳細なヒアリングも打ち合わせも出来ておらず、お客様のご要望も 大よそのご予算も デザインすることによって達成したい目標も 何も伺っていない状態で、いきなり 「デザインをお願いしたら いくらですか?」というご質問をいただくことが結構あります。
これには、何とも答えようがなく、毎回 回答に困っています。
「案件によりますが 数十万円~数百万円ですかね・・・」というアバウトな回答で納得いただける訳ではなく、もっと詳細な金額が知りたいというご質問なんです。
ご自身が実質、支払うことになる金額が知りたいという意味合いが強いようです。

デザインや設計の費用はいくらですか

デザインや設計の費用はいくらですか

しかし、このご質問・・・・
建築に例えると、お客様が建てたいものは 小さな小さな家かもしれないし、ハリウッドの人気俳優が所有していそうなプチ テーマパークレベルの大豪邸かもしれないし、これまでに類を見ないほど美しく先進のフォルムを誇る超高層ビルかもしれない訳です。その情報が一切ない時点で、「建物をデザイン・設計してもらったら、いくらですか?」とご質問をいただいても、答えようがありません。
他の例を基に、このようなものをデザインするのに このような工程で、この位ですといった相場をお伝えすることはできますが、同じモノをデザインするにも、お客様のご要望にもより、どれだけの工程を組むかによって金額も変わってきますので、本当にアバウトにしか答えようがないんですね。
やはり、詳細を伺う前に金額なんか出せません・・・

また、「今までに無いような画期的なデザイン、既成概念に捉われない斬新なデザインに期待しています!」と大まかなご要望を最初に伺ったのは良いのですが、まだデザインも設計も何も着手していない状態で、「試作したらいくらですか?(正確に御見積ください=実質支払額を決定したい)」というご質問をいただくこともあります。
画期的、斬新なデザインをご要望ということは、従来品とは違う材質や違う製法、違うパーツ数になることが容易に予想されますが、何も決まっていない時点で正確な試作費を出すのは無理ですね。
概算の概算の概算・・・のような超がつくほどアバウトな桁数位ならお答えできる場合もありますが、そんなアバウトな数字じゃなくて、もっとシビアな実質支払の正式な御見積を求められ「あまり予算がないんです」「安くお願いします」とおっしゃられると、なおさら詳細な内容が決まらないことには、無駄をそぎ落とした お安い御見積など回答のしようがありません。

これも建築に例えると、「建物を建ててもらったら いくらですか?」というのと似たようなご質問です。
どのような建物をご希望なのかも、内装や建材にどれほどこだわり、良い素材を使いたいのかも見えない時点では答えようがありませんね。

同じく、会社や製品などのロゴデザイン等の御見積も非常に悩ましいところです。
ある意味、2万円でお願いします と言われれば2万円なりに、5万円でと言われれば5万円なりに、100万円でと言われれば100万円なりにデザインできます。
もちろん、そのデザイン工程も全く異なりますし、それに掛ける時間も労力も全く異なりますし、ご提出する成果物の構成もご予算に応じて異なってきます。
お客様がどのような意図で、どのような効果を求めてロゴデザインを依頼されているのかにもよりますし、何より、お客様がロゴデザインに対してどれほどの重要性を感じているかにもよります。
ロゴデザインが重要であると感じていれば いるほど、ロゴ開発のために組めるご予算も変わってくる訳ですから、まずはお客様のご要望や想いを出来るだけ詳しくお伝えいただくことが重要です。

その上で、弊社からのご提案やお客様のご予算などをすり合わせて、その案件に適切な開発工程、適切なクオリティと価格というものが決まっていきます。

「デザインお願いしたらいくらですか?」 と ご質問いただく前に、まずは、なぜデザインをご依頼いただくのか、デザインしたことによってどのような効果を期待されるのか、など、お客様の想いを簡単にお伝えいただけると、より適切なご提案ができます。

お客様それぞれの事業、それぞれのタイミング、それぞれのご予算に応じて、無理なく、柔軟にデザイン導入していただけるよう、御見積前のコミュニケーションを重要視しています。
お客様のご要望や状況をきちんと把握した上で、より適切なご提案をいたしますので、焦らずに まずはお気軽にご相談くださいね。

Kazuhiro Ueno

Kazuhiro Ueno

上野 和宏
スタジオディーピーアイ株式会社 代表取締役 / プロダクトデザイナー / クリエイティブディレクター
JIDA(公益社団法人 日本インダストリアルデザイナー協会) 正会員

著者の最新記事

関連記事

  1. プロダクトデザインはスタイリングだけじゃない
  2. 中小企業テクノフェア in 九州2015に出展します。
  3. STUDIO dpi, inc のロゴマークが新しくなりました。
  4. 芝玉
  5. 北九州商工会議所 冊子 2015年3月号に弊社記事 掲載中。
  6. ブログ設定中

コメントをお待ちしております

CAPTCHA


Calendar

2018年1月
« 1月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ABOUT

福岡県北九州市のプロダクトデザイン事務所 STUDIO dpi, inc. [スタジオ ディーピーアイ株式会社] オフィシャル ブログです。

投稿者一覧

  • Kazuhiro Ueno